浴衣(ゆかた)の注染の種類
浴衣の染めの種類には、注染・ろうけつ染め・長板染などありますが、
やはり、「注染」が一番なじみのなる染めになると思います。
この注染には4種類の染め方がありますので、覚えておくと浴衣通になれますね。
◆浴衣の染め|白地一色:
白地に模様が紺色という、本当にスッキリした浴衣の染めです。どんな色の帯を持ってきても似合うでしょうし、夏の日焼けた肌にもよく映えると思います。
白地に紺一色は一見寂しい色合いの思えますが、カラフルな色が多くなる夏だからこそ、逆にすっきりとしていて艶やかですね。
◆浴衣の染め|地染り一色:
紺地に模様を白く抜いた浴衣です。
明治時代に入るまでは、浴衣の染めは紺地に白か、白地に紺と決まっていました。さらに、藍染めが主だったので、淡いブルー地から濃紺までの色が浴衣の定番色でした。それが、ドイツから輸入された化学染料により、赤や黄色使った浴衣が出始めました。
紺地は着る人をほっそり見せる上に肌に艶を与えてくれます。濃い地になるに従って落着いた雰囲気になる傾向ですね。
◆浴衣の染め|地染り差し分け:
紺地に模様の中に色を入れた立体感のある浴衣です。
地の色を濃色に染め、模様の部分に白と配色の色差しをしていく地染り差し分け浴衣は、洋服の感覚で色柄選びが出来ます。
従来の浴衣のイメージとは違い、ハツラツとした着こなしが可能です。また、濃い地の浴衣は体を
スリムに見せてくれますので、女性の強い味方となりますね。
◆浴衣の染め|地染りハマリ細川:
細かい柄を一面に染めた上からもう一度、模様を載せて染めるといった手の込んだ浴衣です。つまり、2枚の型紙を使って2度染めをしています。
その染め方に「細川」と付いているのは、江戸時代、熊本の大名細川候が常に二度染めをさせた事から二度染めの名称を「細川染め」と呼んでだわけです。
地染めに細かい柄を染め、二度目に少し大きな模様を染めるのが主流でした。今では、柄のポイントだけを二度染めするといった「地染り差し分けはまり細川」という派手目の物も出てくるよう
になっています。
